【PART2】高校新聞部が県を越えて地域ゆかりの人物を再評価
―市のイベントに合わせ3県合同パネルディスカッションを開催
展示会場での質問に充実感
―プレミアムトーク当日の展示について教えてください。
N:パネルディスカッションでの各校の報告内容をどうまとめるか悩みました。
義仲と巴についてそれぞれが取材してきたことから考察できることが伝わるようにまとめられて、内容には満足しています。
文字の大きさや色の使い方を揃えてまとまりとして見られるように工夫しました。
また、展示物をたくさんの人に見てもらえたことや、会場では展示内容から直接私たちに
質問されることもあり、やりがいを感じることができました。
S:過去のことをただまとめて発表するだけでなく、それらが現在にどのようにつながっているのかを説明するように内容を考えました。
K:パネルディスカッションが終わってからの制作期間が一週間ほどしかなかったので、
作業中は放課後の時間で完成させられるのか心配で、不安と焦りで大変でした。
何とか間に合わせることができ、満足のいく出来になって本当によかったです。
―会場での来場者の反応をもう少しくわしく教えてください。
N:プレミアムトークに関連して、義仲と巴に興味のある方が見入っておられたように感じましたし、それを見て話し合っている様子も伺えました。
少し質問してもいいかと私たちに声をかけていただいたときには驚きもありましたが、それ以上に光栄に感じました。
S:展示を多くの方に目を通していただけてとても嬉しく、やりがいを感じました。
また、お褒めの声をかけていただくこともあり嬉しかったです。
新聞やテレビなどのメディアに取り上げていただいたのをご存知の方もいらっしゃって、今回の義仲と巴に関する高校生の活動を評価していただけたことはこれ以上ない喜びです。
―クロスランドおやべでのプレミアムトークでは、閉幕後の囲み取材もされたそうですね。
N:はい。前日にも俱利伽羅古戦場で取材させていただきました。
緊張しながら聞かせていただいた質問に、とても優しく丁寧に対応していただいて感激しました。
S:前日の取材では、義仲や巴についての認知度アンケート結果について伝えると、今回の大河ドラマで知ったと答えた人が多かったことに青木さんと秋元さんが驚かれ、「もっと知ってほしい」と語っておられたのが印象に残っています。
青木さんも秋元さんも真剣に役に向き合っておられることが取材の受け答えからも伝わってきました。
お二人が義仲と巴を演じられたことで、今後の義仲・巴への関心が高まり、新たな評価がされていく一つのきっかけになるのではないかと期待しています。
K:高校生で行ったパネルディスカッションの最後に参加者で火牛にちなんで牛の角のポーズをしたのですが、プレミアムトーク後の取材では、青木さんと秋元さんにそれと同じポーズを取っていただくことができ、参加した生徒にとっても記念になったと思います。
普段ならとても高校生が入ることのできない場所で、義仲と巴の役を演じられたお二人に取材できたことは大切な思い出になりました。
こんな機会を与えていただいた関係者の方々に感謝しています。
地域の魅力に気づく人が増えたら嬉しい
―今回の企画全体を通しての感想を教えてください。
N:時間のあまりない中で取材や進め方を工夫し、実現できてよかったと思います。
この企画に参加してくださった生徒さんや、取材に協力してくださった方、関わってくださった人に感謝しています。
この企画で、より多くの人に義仲と巴や小矢部市の存在や魅力が知られ、
興味を持って実際に訪れてくれる人が増えると嬉しいです。
S:今まで歴史の授業や古典の授業でさらっとしか触れてこなかった義仲と巴のことについて深く知ることができ、
義仲と巴への愛着がさらに深まりました。
また、小矢部市の魅力を再発見し、それを多くの方に発信することができた企画になったと思います。
K:部活動の中ではかなり大きなプロジェクトだったので、今までには感じたことのないプレッシャーがありました。
しかし、現地取材やパネルディスカッションなどの活動を通してこれまで知らなかったことを
たくさん学べ、楽しさや充実感も感じられました。
今後とも、地元である小矢部市や義仲と巴の魅力に気づく人が少しでも増えてもらえたら嬉しいです。
富山県立石動高等学校
新聞部のみなさん
小矢部市にある富山県立石動高等学校はあいの風とやま鉄道石動駅から徒歩8分。総勢17名の新聞部は定期的に学校新聞を発行しており、『全国高校新聞年間紙面審査入賞』を目標に日々活動中!制作された新聞は市内企業の協力を得て、掲示されている。
(取材内容は2022年5月時点の内容です。)