学力アップのツボ
化学のポイント
~曖昧な理解にとどめない~
道路の凍結防止に散布する塩化カルシウムや、持ち帰り弁当の下に入っている発熱材、石鹸、カイロなど、日常生活には化学の技術を応用して作られたものがあふれています。自分の身の回りにある品々に関連付けて勉強すれば、化学という科目により興味が湧いてきませんか。
化学には理論、無機、有機という三つの分野があります。各分野を学び終えて初めて化学という学問が有機的につながります。近年の入試問題はこの三つの融合で出題されることが多いので、教科書全部を学び終えてから各分野の結び付きを意識して演習問題に取り組んでください。つながりが分かってくると理解が進み、問題も解きやすくなります。教科書の内容を曖昧に理解していると問題は解けません。問題に挑戦しながら教科書に戻り、教科書の内容を確認しながら進めていくのがいいと思います。
公式の意味や本質を理解していないと解けない問題が最近の入試に多いと感じています。上辺だけの丸暗記ではなくて、その現象の本質の理解が必要だと思います。化学は勉強量に比例して成果が出る科目。時間をかけた分だけ点数が取れるようになります。復習に時間をかけ、まとまった時間で一単元が一気に分かるようになるまで解き切る。分からないところを残しておかないことが学力アップのポイントです。
一、各分野の融合型問題への対応が大切
一、時間をかけて一単元が一気に分かるまで解く