スペシャルインタビュー
武内秀龍さん②
情熱を感じられることしか無理
世界的な知名度の雑誌に出たり、誰もが知っているブランドの広告を飾ったりと成功できたのはなぜ?
素直に嘘をつかずにやってきたことと、しつこさかなあ。
オーディションって自分が落ちたら、誰かが受かっているわけですよ。
だから何回でも挑戦するし、さっき会ったばかりでも求められたらもう一度会いに行くし。
引き時も大事だけど、努力できるならしたらいい。
アジア人ということで差別的な発言もされたのでは。
ああ、ありますよ。死ぬほど悪口言われています。俺の分からない言語でもね。
でもね、言わせておけばいいんですよ。最終的に笑うやつは誰かって考えたら、そんなやつらに使っている時間に価値はない。
家で筋トレでもしていたらいいんです。
この先の目標は。
僕はまだVogueには1回しか出たことがないので、そういった世界的なマガジンにどんどん出たい。もっと言うなら表紙をやりたい。
ショーは結構出たので、量より質を上げていきたい。より良いブランドと仕事をしていきたいですね。
もう少しダンディーになったら香水や車のコマーシャルかな(笑)。
出役ではなくクリエイティな面ではアクセサリーも作りたいし、実家の呉服店も手伝いたいって感じです。
いろいろやりたいことがあるけど、とにかく情熱を感じられることしか無理ですね。ワガママなんで(笑)。
高校生にアドバイスを。
やりたいと思ったことにトコトン挑戦すること。
人にどう言われても思われても、恥ずかしい思いをしても、自分がいいならいいやん。人のために生きてるわけじゃない。
夢があっても行動できず、気付いたら毎日同じことの繰り返しになってるヤツしかいないんだから。夢がないなら金持ちを目指したらいい。
世の中、金で解決できることは多い。やりたいことができた時の行動資金にしよう。
あとは経験の引き出しを増やすこと。それにあいさつはちゃんとしようぜ。一緒に頑張ろう。
武内 秀龍
ファッションモデル
1997年富山市生まれ。富山南高校卒業。武蔵野大学を経て、モデルになるために渡英。2020年春夏のDiorパリコレクションをきっかけにランウェイデビューを果たす。
その後もBurberryやTommy Hilfiger、DUNHILL、GUCCI、Bottega Venetaなど名だたるブランドのモデルを務める。189センチの長身とアジアンな雰囲気を武器に、世界を舞台に活躍している。
※掲載内容とプロフィール情報はFuture 2024[進学・オシゴト版] 2024.3.7時点のものです。