無駄のない勉強法
無駄のない勉強法ってあると思いますか?
富山中部高校出身で東京大法学部卒のユーチューバー(動画の総再生回数約5億回、登録者数約20万人!)、
あきぴでさん(26)に、高校時代の勉強法について聞きました。
学歴を題材にした人気動画「東大にガチでいたすごいやつ」についても教えてもらいました。
授業のノート
一言一句書き留めるな
高校での学習方法は、他の人とそんなに違うことはしていないです。
授業の前に予習をして、試験に向けて勉強して、課題をこなしていく。
こなすだけでいっぱいいっぱいでしたね。
授業のノート作りは、ぱっと見て授業の内容が思い出せる、分かりやすいものにするよう心掛けていましたね。
先生の話を一言一句書き留めるということはせず、必要だと感じたことを取捨選択していました。
書き留めたのは、テストに出そうなことや単純に面白く感じたこと、先生が時々話す余談とか。
授業前までに予習してきて、自分なりの解答を書いておいて、どこが分からなかったのか明確にもしていました。
授業で分からなかった事は授業後に先生に質問していました。
東大生
すごいやつは滑り止め
動画で紹介しているすごい東大生は、自分の友達ではなく、人から聞いたりインターネットで知ったりした情報を基にしています。
あ、でも1人知り合いでいました、すごいやつ。ハーバード大志望で、滑り止めで東大を受けた後輩がいましたよ。
トップオブトップはそういう感覚なんですね(笑)。
今はマシですけど、在学中はコンプレックスまみれでした。僕よりすごい才能を持つ人がいて。
東大には、中学生の頃から高校の勉強をしてきた人が少なくなかったですね。
彼らは空いている時間は全て無駄にせず、勉強をやるタイプ。
スケジュールを立てるというより、その日その日、やれることを全部やっていましたね。
僕はそもそも、俳優業をしたいと思っていました。東大卒というプロフィールが生きると思ったからです。
学歴を無駄にせず、俳優の仕事につなげたいですね。
夏休みの課題
自分の身の程を知れ
夏休みは8月中旬までに課題を終わらせるよう、ざっくりとした計画を立てていました。
課題Aは2日間でやる、といったように、一つずつの課題をどの程度の日数がかかるか考えました。
8月中に課題が終わらなかったことはありませんでしたが、計画通リにうまく進みませんでした。
遊んでいたわけじゃないんですが、自分の能力を高く見積もりすぎたから、うまくいかなかったんだと思います。
やらなくちゃいけない課題にどのくらいの時間が必要なのか、分かるようになるには、がむしゃらに量をこなす必要があります。
息抜き
ゲームは年に2日間
僕には息抜きが必要なかった。高校生の時はずっと、機関車のように走り続ける、というように勉強していました。
ゲームをしたのは1年間で2日間だけ。その2日間も勉強していましたし、SNSもやっていませんでしたし。
1浪して東大に入ったのですが、1 浪時の8月にはスマホを予備校のロッカーにしまってしまいました。
本当に東大に行きたかったんです。勉強しないと落ちてしまう。恐怖心が勉強と向き合うことを強制させます。
僕は早い段階で東大の赤本を買い、背表紙に「このままでいいのか」と記したメモを貼って使っていました。
自分自身を油断させないようにするためです。
テスト
コスパ命 分かる問題から解く
受験を考えるなら、コストパフォーマンスは大切にした方がいい。
受験におけるコスパの良さは、テストの点数が高くなること。そのためには、こだわりは捨てた方がいいです。
失敗談なのですが、僕は結構、試験問題を最初から解かないと気持ち悪いタイプでした。
分かる問題から解いていき分からなさそうなら落とすのがセオリーなのに。
バランスの悪い解き方をしていました。
テストの最中には、分かる問題と分からない問題の見極めをしてもらいたいですね。
あと、努力しても苦手なままの科目には早めに見切りをつけるべきだと僕は思いますね。
点数が伸びにくい科目に時間をかけるのはコスパが悪い。
勉強した分、点数が伸びやすいと感じた英語や社会に力を入れるようにしました。
自分の限界を見極めて、点数を伸ばしやすい科目に勉強する時間を割くのがいいと思います。
あきぴで
YouTuber
あきぴで/富山市出身のユーチューバー。富山中部高校、東京大学法学部卒。趣味はクイズ、資格試験、演劇(文学座出身)。取得資格は英検準一級、漢検準一級、数検準一級、世界遺産検定2級、統計検定2級、美術検定2級、歴史能力検定日本史2級、日商簿記2級、FP2級、証券外務員二種、剣道二段。ユーチューブチャンネル「チェリー東大/あきぴで」