スペシャルインタビュー/P→★さん②
Future vol.16に掲載
無駄なことなんて何もない
XYはどんなグループですか
危険で破壊的なグループになると思います。
これまでのありきたりというか、J-POPの常識を覆すグループになると思います。
だってバンドとダンスグループが一緒にいるわけですよ。誰が見ても新しいジャンル。
結成して間もないけど、新しいジャンルを生み出せるグループになる。
XYのオーディションに応募しようと思ったきっかけは?
去年の夏フェスで10年ぶりくらいにきゃりーさんのバックをやらせてもらったんです。
数万人入るメインの会場だったんですけど、入場規制になるくらいの人気でした。
大観衆の前に立たせてもらった時に、自分もこのステージに主役として立ちたくなりました。
オーディションでYOSHIKIさんと対面してみて感じたことは?
「救われたなあ」って思いました。
こういう形で輝ける場所を与えてくれたことに感激しました。
僕はこんな尖ったファッションやダンスだから、YOSHIKIさんには机をひっくり返されるんじゃないかって心配していました。
オーディション直前は気持ち悪くなるくらい緊張していました。
でも、お会いしてみたら優しいし、緊張は一気に飛んで行きました。
「君はスターだね」「P→★君を世界に見せない手はない」
と手放しで褒められていましたね。
予想外すぎてめちゃくちゃうれしかった。
こんな贅沢なことがあるのかと感動しました。
グループで活動する醍醐味と難しさについて教えてください。
グループって最強。緊張も不安も分かち合える。
僕らは13人だから13等分できるんです。だからすっごく心強い。
僕はきゃりーさんのようなソロアーティストがステージで戦う場面を見てきました。ソロで舞台の真ん中に立つ人を心底尊敬します。
僕じゃできないですよ。でも、グループならみんなで補える。
富山でもパフォーマンスする機会があったらいいな。
今後どんなパフォーマー、アーティストになりたいですか。
自分にしかできないパフォーマンスをしたい。
芸能活動を長くやっているので、その経験値を使って体現していきたいですね。
YOSHIKIさんやきゃりーさんみたいに「この人しかできない」「他の人にはまねできない」というパフォーマンスをしたい。
あと限界を作りたくない。YOSHIKIさんはすごいですよ。
本当に寝ていないし、ゴールを決めないでギリギリまで音楽を作ろうとしている。
最後まで粘るんですよ。努力を無駄だと思わない。あれだけ妥協しない人はいないと思います。
高校生にアドバイスを
僕なんかがアドバイスする立場ではないけれど、世界って無限ですよね。
YouTubeもTikTokもあって、どれだけでも自分を発信できる時代。やろうと思えばどこまでもやれる。
やりたいことが見つからないなら、外に出るだけでもいいですよ。
公園に行ってもいいし、映画館に行ってもいいし。それだけで吸収できることがあるはず。
無駄なことなんてないですよ。食べることにも、友達と話していることにも全部意味がある。
それを自分なりに楽しんでいけばいいかな。
P→★
パフォーマー
ピースター/パフォーマー、DJ、モデル、振付師、映像クリエイター。世界13カ国17都市でライブ、ダンスワークショップを敢行。2021年にTEMPURAKIDZを卒業し、P→★としてソロ活動本格始動。ミュージカルロッキーホラーショー2022に出演。きゃりーぱみゅぱみゅやAwesomeCityClub、MISIAらの公演でダンサーとして舞台に立った。2023年からYOSHIKIがプロデュースする「XY」のメンバーとして活動を開始。
※掲載内容とプロフィール情報は
Future vol.16(2023.7.10)時点のものです。