先輩から学ぶ合格術②
受験を経験した先輩からのリアルなアドバイス、日々の勉強に役立ててみませんか。
【数学】日々、重要ポイントを集めて、しっかり押さえていこう。
試験前になると何をやればいいのか分からない。
そんな悩みを解決するために「ポイントまとめノート」を作っていました。
公式や解き方のポイントを付箋に書いてノートに貼り、それを理解し終わったら別のノートに付箋を貼り替えることで、自然と重要なポイントを集められるようにしました。
高校1年の後半から取り組み、時には授業の予習を兼ねて参考書を使いポイントを抜き出しました。
再度解きたい問題には細い付箋をつけるなど、目的に応じて付箋の大きさや色を使い分けるのもポイントを見分けるコツ。
自分にとっての課題が一目で分かるように工夫しました。
間違えた問題や苦手な分野は、解説を読んで自分がどこでつまずいているのかを見つけて理解できるよう努めました。
アドバイス
共通テストが近づく前に、参考書の基本的な例題をしっかり押さえ、
必ず解けるようにしておくことが大事かなと思います。
Rさん/富山大学医学部医学科(片山学園高等学校卒)
大学生になり、できることが増えると自分の世界が広がったと感じています。
その分自己管理が大切になりますが、自由に時間やお金を使えるところがいいなと思っています。
【物理】公式を完全に暗記するより、根拠を知ることが大事。
YouTubeを見て「物理を極めたら世の中のすべてが分かるのでは」と思ったことが物理を好きになったきっかけです。
高校2年の時にコロナの休校期間があり、その時間を活用して基礎固めを行いました。
最初は公式を覚えるために教科書の基礎的なレベルの例題に取り組み、その使い方を理解できたか確認するために問題集に取り組みました。
間違えた問題は解答方法をノートに書き写し、それでも分からない部分は先生に聞くという方法もおすすめです。
時にはうろ覚えのまま問題に取り組み、多くの問題に触れてわからない箇所は解説を読んで確認することもしました。
学校での勉強はもちろん、塾の自習室を活用して基本的に平日は毎日勉強していましたが、友人もいて、モチベーションの維持にもつながりました。
アドバイス
高校物理は実は微分積分がポイント。
教科書に載っていないことでも、しっかりとなぜこうなるのかを理解することで楽しく学ぶことにつながるはずです。
Tさん/大阪大学基礎工学部(富山中部高等学校卒)
今はサークル活動に夢中。硬式テニスと軟式テニスの2つに所属していますが、
高校時代の部活動よりもフランクな雰囲気で、先輩も気軽に話しかけてくれます。
【世界史】基礎を固めて、繰り返し覚える。その後、論述対策を。
世界史は覚えることがメイン。範囲も広く量も多いので定期テストを活用して単元ごとに覚えるのがおすすめです。
電車で片道約30分の通学時間を活用して、穴埋めプリントに赤ペンで用語を書いて赤シートを使ったり、定期テストを見直したりしていました。
記述式の論述問題は用語だけを覚えてもダメ。
用語集を活用して用語の意味や出来事の背景などをしっかりと理解することが大切です。図録の活用もお勧め。
写真がたくさん掲載されているだけでなく、説明も豊富なので友人とクイズを出し合うのも良かったです。
模試やテストで解けなかった箇所は単元ごとにまとめたプリントを見返したり、たくさんの問題を解いて覚えたり、とにかく様々な方法で繰り返し勉強することを心がけました。
アドバイス
まずは用語の暗記。毎日少しずつ取り組むことが大事。
2年からは早めに論述の問題に触れておくこともおすすめ。
Nさん京都大学経済学部(富山中部高等学校卒)
友人に誘われダンスサークルに所属。初心者ですが、発表に向けて日々練習しています。
夏休みに通った自動車学校の費用を両親に返せるように飲食店でのアルバイトも頑張っています。
【英語】覚えるには復唱、理解するには要約が有効。
英語に力を入れ始めたのは高校1年の冬からです。
通学時間に単語帳を活用してまずは英単語を覚えるようにしました。
長文問題に出てきた知らない単語や分からない文法も、理解するまで何度も繰り返し読んで覚えました。
成果が見えたのは高校2年の後半でした。
早くから基礎となる単語を勉強していたおかげで長文や応用問題もまずは理解することができました。
またYouTubeを参考に長文問題は段落ごとに要約して読解するクセをつけました。
段落ごとに意味を理解しておくことで、文章全体と各段落に何が書いてあるのかを整理して考えることができ、これはテストでもとても役に立ちました。
学校や塾など周囲に勉強熱心な友人たちが集まっている場所での勉強は自分もやる気になるのでおすすめです。
アドバイス
テストの結果を自分で客観的に分析、もしくは先生に相談して自分のレベルに合った勉強をすることが大切。
Kさん/東北大学教育学部(片山学園高等学校卒)
今は一人暮らし。自炊はたまにしますが、昼食も夕飯も学食を利用することが多いです。
20時ぐらいまで開いています。魚がおいしく、鯖の塩焼きがおすすめメニューです。