先輩から学ぶ合格術
受験を経験した先輩からのリアルなアドバイス、日々の勉強に役立ててみませんか。
青チャートを原点に、知識を蓄積するのが効果的。/数学
高2の時にコロナ禍になり、怠惰な生活を送っていたら成績が一気に落ちたんです。
「このままではいけない」と、春休みから受験勉強に取り組み始めました。私が活用したのは、学校で配布された青チャート。
自分が理解している範囲を知ることができ、分からないところは解説ページを読み込めば理解できました。
また、いろいろな参考書を使って苦手な分野の問題だけを解き、解けなかった時には青チャートに戻るという方法も取り入れていました。
高2までは答えが出るまで考えるタイプでしたが、3年の時に塾の先生に初めて質問したらすぐに答えが分かり、
新しい視点まで教えてもらえたんです。質問をするという方法に切り替えたことも、受験に効果的でした。
アドバイス
少しでも早く模試の解答を見直して青チャートに戻るという勉強法に取り組み始めれば良かったと後悔。皆さんはお早めに!
Sさん/金沢大学 医薬保健学域 医学類(富山中部高校卒)
夢は医師になること。ガンについて独学で勉強しています。
あとは、コロナ禍で友達と一緒にできなかったことを全部回収しようとしています。
ご飯やお茶、カラオケですけどね。
授業の予習と復習をして、ひたすら問題を解こう。/物理
日々大切にしていたのは、授業に入る前に教科書を読むこと。
授業では先生が詳しく解説されるので、読んでも理解しきれなかったことがすとんと腑に落ちます。
分かると嬉しくなるので、また予習をして授業で補う。そんな方法で基本を身につけていきました。
また、高3の夏頃に買った「物理解法研究」という参考書も役立ちましたね。
物理は、何回も問題に触れることが大事。
とにかくひたすら解きました。解けなかった問題は、時間を置いてから再チャレンジして回数をこなすようにしました。
また、解法について友達と話し合ったことも良かったですね。
友達から教わることで新たな視点を得られ、反対に自分が教えることで自身の理解度を再確認することができました。
アドバイス
問題を解く時は図やグラフを描き、それを利用して解くといいですよ。
また、学校の先生に積極的に質問するのもお勧めです。
Hさん/広島大学理学部(富山高校卒)
作家・東野圭吾の小説「ガリレオ」の主人公は、物理学者。
中学生の時にその小説を読んだことが、物理に興味を持ったきっかけです。
過去問演習で、単語と文法の運用力をアップ。/英語
1年の時は単語や文法を中心に、2年からは長文問題や英文解釈問題を中心に学習しました。単語と文法は基本的な土台として必要なものですが、それらを運用する力があってこその英語力だと思います。単語や文法をどういうふうに運用していくかを考えながら、演習で英語力を高めていきました。
演習に使用していたのは、東大の過去問。2年の時は週1回、大問に1個触れる程度でしたが、3年からは土・日曜に1年分を解くように。苦手な分野が分かったら、その分野の大問別に年度を遡って問題を解いていきました。また、リスニングの受験対策を始めたのは、3年の夏頃から。東大や模試の過去問を使って演習しました。これらの方法は受験英語に役立ったと思います。
アドバイス
英単語は1年生の時に詰め込んでも、時間が経つと忘れてしまうので、2・3年になってからも復習した方がいいと思います。
Aさん/東京大学文科一類(富山中部高校卒)
今、力を入れているのは司法予備試験対策。将来の選択肢をひとつ増やすために、勉強しています。
苦労しているのはフランス語で、英語が簡単に思えるくらい大変です(笑)。
毎日コツコツ復習しながら、こまめにメモして覚えよう。/生物
受験対策として過去問を解くことも大事ですが、基本的な知識がないと記述できません。授業で習ったその日のうちに、学校から配布された基礎的な問題集を使って復習していました。問いの単語や解き方が分からなかった時には、参考書で調べて答えをノートにメモ書きしていました。
鉛筆ではなく、カラーペンを使うのが私のこだわり。目に入りやすく、覚えやすくするためです。また、授業内容をきちんと理解するために、先生の言葉を参考書に書き込むこともしていました。そして寝る直前には、教科書の見返し。毎日10分だけでも時間を作るようにしていましたね。
苦手だった計算問題は、友達や先生に聞くことで克服することができました。
アドバイス
共通テストで時間が足りなくなったことが心残り。時間を意識しながら過去問を解くといいと思います。
Hさん/富山大学医学部医学科(富山高校卒)
今は、自動車学校に通っています。
早く運転できるようになりたいですね。車で海に行ってみたいな。