ブン太が聞く!インターハイ「輝け君の汗と涙 北信越総体 2021」
石動高校新聞部が「石高新聞」を発行!
2021年8月、北陸地区で行われた北信越インターハイ。
ホッケーの盛んな石動高校では新聞部によって小矢部で開催するホッケー競技の会場を徹底取材。
速報となる「石高新聞」を連日発行し号外として、北日本新聞への折り込みや地域に掲示配布するなど大いに地元のインターハイを盛り上げました。
今回はそんな石動高校・新聞部へ、Future編集部とブン太がおじゃまして、石高新聞の制作に関わった新聞部の3人に、お話をうかがいました!
―コロナ禍で行われたインターハイ。実際現地で取材された感想を教えてください。
T.T.さん:インターハイの試合自体は迫力があってよかったです。
ただ、コロナで声を出す応援ができなかったんですよね。そこがとても残念でした。
N.S.さん:スポーツの大会って応援がとても大事な要素となってくるのですが、それができないのは選手たちも大変だっただろうなと感じました。速報を出すのはスケジュール的にも大変でしたが、やりがいはありました。
T.T.さん:いつもは学校でやる作業も時間がないので家に持ち帰り、LINEで話し合いながら完成させたんです。
N.M.さん:私は直接の制作には携われなかったのですが、地域の銀行や飲食店などに協力をお願いし、速報を貼らせてもらいました。
20件ほど回ったのですが、地域のみなさんと一緒にインターハイを盛り上げられたなと感じています。
―「石高新聞」って、いつもはどんなペースで発行されていますか?
N.M.さん:バラバラです。学校行事や部活の大会があったときにのみ発行する新聞なので、短い期間のときもあれば長期間開いてしまうことも…。
―「学窓新聞」は定期的に出されているんですよね。
N.M.さん:はい。「学窓新聞」は4面または10面の新聞で年に2回発行しています。部活の結果や特集ページ、1年生が企画したページなどがあるんです。
—新聞を作っていて、難しいなと思うのはどんなところですか?
T.T.さん:決められたページの中で文章を入れるところでしょうか。文字を増やしたり減らしたり、どの部分を大切にするのか考えたりとか。
N.S.さん:一つの言葉でも、いろいろな意味や捉え方を持っているものがありますよね。「どういう場面でその言葉を使うのが適切か」とか「言葉をどう言い換えたら良くなるか」と悩んだりすることは多いです。
—みなさんが新聞を作るときに大事にしていることは?
N.M.さん:出来事だけをつらつら書くのではなく、読む側に立って「この文章は読みたいのか」と考えてみることです。まずは自分が読みたいと思える新聞でないと他の人に読んでもらえるものにはならないのでね。
T.T.さん:自分の思ったことを書くのではなく、伝えたい内容をできるだけ簡潔にすることが大事だと思っています。
N.S.さん:記事の中にどれだけの内容を詰め込むか、バランスを考えることです。内容を詰め込みすぎても、あちこちに話題が飛びすぎてしまうので。決められた文章量の中で、何を書けば伝わりやすい内容になるか、手を止めて考えながら書くようにしています。
―やりがいを教えてください。
N.S.さん:校内で「あっ!」と足を止めて新聞を見ている生徒を見かけたときや、地域の人に新聞を配りに行ったとき「わざわざありがとう!」と声をかけてもらえたときなどに、作ってよかったなと思いました。
T.T.さん:掲示作業をしているときに、先生たちが「すごいがんばったね!」と言ってくださったんです。嬉しい気持ちになりましたね。
N.M.さん:先生や生徒のみんなが、速報の新聞を結構見てくれていて。新聞の話題が出ていたよ!と人から聞いたときには「見てくれたんだ」、「読んでくれたんだ」と嬉しくなりました。あと、地域に新聞を配っていたときに、行く先々でみなさんが「ありがとう」と言ってくださるんです。その言葉が聞けたことで、作ってよかったと感じることができました。
―みなさん、いい新聞記者になりそうですね。将来は新聞記者もいいかなと思う人はいる?
全員 …。
N.S.さん:(おそるおそる、手をあげる)
―お!一人いました!ありがとう(笑)。
N.S.さん:文章書くことはまぁ面白いので、やってもいいかな…(笑)。
N.M.さん:私は実家が理容院なので、理容師になると決めているんです。
―お客さんとの会話に、新聞部で培った聞く力が生かされそうですよね!T.T.さんは将来どんな仕事がしたい?
T.T.さん:私はまだ決まってないんです…。
―いいんです、それが大半だと思うので!ちなみにみなさん、新聞って読まれますか?
N.M.さん:たまに読みます。北日本新聞です!(笑)。
―おお!ありがとうございます!(笑)
N.S.さん:私はおばあちゃんの家に新聞があるので、行ったら読みますね。
T.T.さん:読むときは読むんですが…同世代のニュースだったり大きなニュースだったり。面白そうな記事があったときくらいかな…(笑)。
―了解です(笑)。ぜひ毎日読んでみてくださいね!では最後に、新聞部に入ってよかったことを教えてください。
N.S.さん:部活に入る前に比べて、話す力や伝える力、書く力が伸びたかなと思っています。
T.T.さん:いろいろな人に取材の仕方を教わることができたし、いろいろな人を取材できたことです。
N.M.さん:この部活に入っていなかったら、きっと関わることのなかった方々に取材で出会えたことです。他の人にはない経験ができました!
ブン太の一言
石動高校新聞部のみなさん、ありがとうございました!
読み手のことを考えながら一生懸命作られている石動高校の新聞は学校や地域の人たちの「ありがとう」の声が励みとなって作られていたんですね。
やりがいを持って新聞を作るみなさんの真摯な姿勢を聞くことができてブン太もがんばらないと〜と思いました!
どんな小さなことでも挑戦することは経験となりいつか必ず自分の成長にもつながっていきます。
みなさんも、興味を持ったことは臆せずどんどんチャレンジしてほしいなぁ!
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富山県立石動高等学校
新聞部のみなさん
小矢部市にある富山県立石動高等学校はあいの風とやま鉄道石動駅から徒歩8分。総勢17名の新聞部は定期的に学校新聞を発行しており、『全国高校新聞年間紙面審査入賞』を目標に日々活動中!制作された新聞は市内企業の協力を得て、掲示されている。
(取材内容は2021年11月時点の内容です。)